2006-12-08 22:13:21

泣く臓器 [ 練馬区民の日誌 ]

わたしの知らない臓器が
わたしの見慣れた宇宙が
ずっと泣いている
がまんできない痛みじゃないが
すてきな音楽を聴いた時
おいしいご飯を食べた時
美しい人をみつけた時
与えられない
わたしという通行止めの看板が
愛すべきすべてを受け止め
泣いている

もういいかげん
結石してんのだ
出せ

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2006-08-04 15:29:19

シンプル [ 練馬区民の日誌 ]

誰かに問題があるわけでもなく、
ただ単に、他人が自分ほどにやりきる気力が無かった。
それだけのことだけど
それだけのことが
一番孤独。

皮肉めいたり
半端な思い入れで後悔したり
最初から捨ててかかったり

肺が粉にまみれる前に
脳が溶かされる前に
爆弾投下の前に

みんなが「あー生きた!」とスッキリできたらいいのに。

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2006-07-06 02:58:46

生活の音楽 [ 練馬区民の日誌 ]

風が吹く
カーテンが揺れる
ギターの弦にふれる、
音楽が生まれる

気持ちの米をとぐ
気持ちの粒を丹念にとぐ

誰も気付かぬ夜に熟し切り
みなもに音の輪を投げかける
赤い 運命

息せききったあなたは
猫の腹くらい生々しい

ああ、暮らしとは
こんなにも音楽であり
生が悉く鳴る。

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2006-05-30 01:10:07

本当の事 [ 練馬区民の日誌 ]

とは言っても
ほんとのことだよ
冗談のようで言ってるけど
本気のことだよ
カナヤー わらってるけど
ほんとにそうしたいんだよ

胸の中にしまってある
よく切れる刃物が
近頃 空ばかりきっていて
獲物を欲しがっている
取り返しのつかないことに
、いっそそうなりたくなる前に、

ほんとのことだよ
届いてよ
私があなたを無理やりけやぶって 気持ち良くさせる
ことが出来たら
どんなに楽か知れない。

全て壊してしまいたい
毎日水を注ぎたい
どちらもかなわない
そのなにもかもが
ほんとうのことだよ。

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2006-04-25 12:48:14

春雷 [ 練馬区民の日誌 ]

外は鈍く 明るい
風は強く やさしい
春雷がうなる。
ヘッドホンから漏れる
クラリネットとバイオリンの アンサンブル、
小走りで渡る眼鏡のおばあさんは
玉虫色のレインコートを着てる。
自転車のタイヤにへばりつく
桃の花弁。

私という個体をどう動かせば
私の道が鮮やかに色づくのか
とてもよく知っているはずなのに
とっくによく知っているのだから

傘は風に飛ばされて、雷雲の切れ目へ近付いていった。

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2006-03-08 03:35:10

からかりし もしくはカルナバル [ 練馬区民の日誌 ]

欲にかられて
からまるかれら
枯れそうなのは
からだからからだから
仮に神からかりたとしても
かんじんなとこかんじないんだよ
からの缶かるくけとばして
みずからかりとるかげろうの
予めの充足。

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2005-12-02 02:08:35

さめやらず [ 練馬区民の日誌 ]

あなたの目が好きだよ

笑いかけて笑い返してくれる
あなたの目をかわいいと思って
その目が今夜のカレーを思って笑っていた
のだとしても

思えばこんなに悲しいこともない
のだけれど
こんなに楽しいこともない
ことにしておく

なにはともあれ
ナベだけずっと見ていていいから
冷めても、
ここにいて

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2005-06-15 13:55:35

無題 [ 練馬区民の日誌 ]

「誰もみたことのない なつかしい世界」
というものを、
もっと求めていきたいと思う
初夏の肌触り

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2005-04-06 19:46:48

不確かな日々にあなたがいるかもしれないということ [ 帝王の雑感 ]

 コンタクトはずしてると何がなんだかわかりません。

 さっきすれちがったのはもしかしてあなたですか。

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2005-04-05 00:14:40

不確かな日々にあなたがいるということ [ 帝王の雑感 ]

 なんか本の帯みたい。違いますか。そうですか。

 あると思ってたものがないとか、あったものがなくなるとか、あるはずのものがないことに気づいたり、同じようでほんの少し違ってでも結局一緒、みたいな、とにかく何がしかの喪失感のようなものに四月早々心が痛かったりするのはちょっとおセンチなだけなんだ。

 オーすばらしいとか思ってるけど口に出すと表面的に聞こえる言葉だけが上滑りする世界で、でもすばらしいと思ってるのはほんとうなんだと説明することは、「いやほんとはぜんぜんすばらしいなんて思ってません」と冷たく言い放つより難しい。

 なにかちいさなことを期待して、小さなことだから期待が外れたってきっと気にならないなんてことはまったくなくて、ちいさなことなのにしっかりと心に「あるはずのこと」の建設予定地はできていて、それが無残にすさんでいくさまは自分にしか見えない。

 たとえばそれは誰かからの電話、とかメール、とか、あるいはおはよう、とかそんな小さな言葉だってなんだってそうである。

 最近は会社のひとには泣き上戸と認定されつつあるが、友達と飲んでてもとくに涙腺は刺激されたりしないのできっと会社(に関係すること)に原因があるんだとわかっているけどみんなあえてそれを突っ込んだりはしないよね、しないでね。とか思ったり思わなかったり。いや、大人ってつらいよね。って思うだけなんだけど。みんな耐えてるの?

Posted by 2out at 2005-04-05 00:14:40 | コメント(0) | Trackback(0)